『どうぞ。』
そう言って通された部屋はとても質素な部屋だった。
＋＋２つの扉（２）＋＋
前の彼氏・・・・和也と別れてから
私の生活は一変した。
毎日傷を癒すかのように快感を求め・・・・・。
そんな時に声をかけてきたのはこの「相葉雅紀」
彼は・・・・・今までの人とは何かが違う・・・。
「ねぇ。」
『ん？』
「ヤらないの？」
『何で？』
「だって、それが目的じゃないの？」
『別に？』
「そう・・・帰る。」
『待てよ。まだ来たばっかじゃん。』
「・・・・・。」
『そんなにヤりたいの？』
「・・・・・別に・・・。」
『じゃぁいいじゃん。俺、それが目的で話し掛けたわけじゃないし・・・。』
「・・・・・。」
『・・・・・名前は？』
「ぇ？」
『聞いてないよね。名前。』
「あっあぁ・・・・だけど。」
『は・・・・・・・なんでこんなことしてんの？』
「・・・・・・別に。」
『・・・・・そっか。』
「・・・やっぱ帰る。」
『待てって。・・・コレ。』
「ぇ・・・・・？」
『いくらでもっていっただろ？』
「でも・・・。」
『いいから。その代わりまた来てよね。』
そう言って雅紀は私に１０万を渡した。
そんな時・・・・・。
着信アリ。
誰？
そう思って着信履歴を見ると・・・・・・・・・・
二宮和也。
一気に今までのことがよみがえるようだった。
なんで？
なんで和也から連絡が来るの？
恐る恐る和也に電話をした。
『もしもし〜？』
「何？」
『冷たいなぁ〜。おまえさぁ。』
「用は何？」
『そう急ぐなよ。お願いがあってさぁ。』
「・・・・・。」
『まぁ、とにかく家来いって。』
「行く気・・・・・無いよ。」
そう言って電話を切った。
雅紀が浮かんだ。
雅紀の優しさに触れたかった。
すぐに引き返して雅紀の家に向かった。
傷を癒しに・・・。
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋
ウラ第２話ｖｖｖ
これは、なんだかにのみぃがおかしい！？
・・・それは・・・・・・莉衣にもわかんない・・・；
莉衣 ２００４，５，２１
