＋＋求めたのは私・・・（後編）＋＋
『んっ・・・・・。』
「・・・俺・・・・・愛してる。」
『はぁっ・・・・・んぁ・・・ぁっ・・・・・・ん。』
を壊す。
を壊す。
を壊す・・・・・。
俺はを壊し続けた。
そのたびに軋むベッドの音との喘ぐ声が部屋に響いていた。
『じゅ・・・ん・・ぁ・・・。私・・・・・。』
「ん？」
『もう・・・・・んっ・・・イク・・。』
「俺も・・・・・。」
『・・・・・お願・・ぃ。・・・・・ナカに・・・ふぁ・・・・んっ。』
「分かった・・・・。」
そしてのナカに命の種を流し込んだ。
２人同時に果てたんだと思う・・・。
朝起きるとの姿はなかった。
置き手紙・・・？
『ごめんなさい！私、何にも覚えてなくて・・・。起きたら潤くんが隣で寝てて、
何がなんだかさっぱりわかんなくて・・・。ゴメンナサイ。帰ります。 』
酔いに酔っていたは俺と愛し合ったことをまったく覚えていなかった。
学校で会ってもは目を合わそうとしなかった。話をしようともしなかった。
あれから１ヶ月が経った。
『潤くん・・・。』
・・・・・！？
目さえも合わせてくれなかったが俺を呼んでる・・・。
「・・・・・？どうしたの？」
『ちょっと話があるの・・・・いい？』
「ぁ・・・あぁ・・・。じゃぁ、屋上に行くか。」
『ぅん・・・。』
何でそんなに暗いんだよ。
どうして・・・・・・？
『あのね・・・・。』
「ん？」
『・・・あの日、私が潤くんの家に泊めてもらった日のことだけど。』
「ぁっ・・・・あぁ。」
『私なんか言った？なんかした？』
「ぇ・・・？ホントになんにも覚えてないの？」
『ぅん・・・。』
「・・・・『潤くんのこと好きだった』とか・・・・・。」
『・・・・。』
「・・・？」
『私ね、いつも友達とのみに行くと記憶がなくなって、朝友達の家で起きて気づくの。』
「・・・・・。」
『この前も途中から記憶ないの。潤くんの部屋で起きるまで。』
「そう・・・・なんだ・・・。」
『でね、今日話したいことの本題が・・・・。』
「ぅん。」
『・・・生理・・・・・来ないんだよね。』
「え・・・？」
『もう１０日も遅れてるの・・・。』
「・・・・・それって・・・。」
『心当たりある？』
「ぇ・・・。」
『私・・・潤くんとあの日・・・・・しちゃったのかなって。覚えてないから・・・。』
「・・・俺・・・・・。」
『ゴメン・・・。私・・・バカみたい・・・・。』
その場には泣き崩れた。
俺は泣きやむまでそばを離れなかった。
泣き止むとは言った。
『ゴメンネ・・・。私・・・・・悪いけど産む気・・・ない・・・・から。』
そう言っては俺の前からいなくなった。
あれから３年が経った。
俺はもうとっくに卒業。ももう卒業してるはずだ。
あの日からとは話してもいなければ会ってもいない。
これでよかったのかもしれない。
もうを忘れた方がいいのかもしれない。
バイト帰りに親子を見た俺は・・・・・目を疑った。
それはまぎれもなくだった。
「・・・・・？」
『じゅ・・・・・ん？』
「け・・・結婚したんだ・・・。」
『・・・・・。』
「・・・おめでとう。」
『・・・がぅ・・。』
「え・・・？」
『違うよ・・・・・。この子・・・・・。』
運命の再会・・・・・だったのかもしれない。
やっぱり俺、のこと今でも好き・・・・愛してる。
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何コレ！？アリですかぁ？
んー・・・・ハッピーエンドなんだか・・・。
この先さんと潤くんはどうなったか！
ご想像にお任せします・・・。
ってか、コレはウラとして認められるのかなぁ・・・。
莉衣 ２００４，２，３
